ちょっと、さみしいかった気持ち
2020年7月12日 夕涼み会 🍉
おかげさまで、とてもたくさんの方にご参加いただき、
Kids Home HIMAWARI スタッフ一同、感謝の気持ちで一杯です!!
ありがとうございました!!!
私が、大切にしていることの一つに「モノを大切にする気持ち」があります。
幼いころ、両親に買ってもらった木でできた筆箱がありました。
それは、私にとってとってもお気に入りの筆箱でした。
ある日、その筆箱を床に置いていて踏みつけられてしまい、無残にも修復
出来ないくらい破損してしまったのです。「そんなところにおいてるから悪い!!」と
逆に怒られ、あふれ出そう涙をぐっとこらえた記憶は、今も鮮明に残っています。
誰かにとって、大したものでないも、もしかしたらゴミ同様にも見えるものでも、
誰かにとっては、それは何にもかえがたい宝物かもしれません。
平気で下に落ちている物を踏みつけて通る、人から借りている物も使ったら
つかいっぱなし。よく見かける光景です。
ですが、今回の夕涼み会で、少し何かが変わり始めている気がするのです。
開催前日から、子どもたちはHIMAWARIにお泊りをして、「夕涼み会」の準備
をしました。
「先生!明日が待ちきれん!!お客さんが喜んでくれる顔を想像するだけでワクワクする~( *´艸`)!」
「お化け屋敷、どうしたら小っちゃい子にも喜んでもらえるかな?」
そんなことをそれぞれが口々に表現しながら、一生懸命取り組んでいました。
しかし、お化け屋敷の作成途中、「もうやだ、無理、出来ん!」「先生、違うのにしていい?」と、挫折・・・
いい仕事をしようとするとき、そこにいつも楽しいことばかりではなく、困難があり挫折があることを学んだ瞬間だったのかもしれません。
「何がなんでも最後までやりきる!それができないなら、お客さんにどうしてできなかったのか自分たちで説明しなさい!」と指示され、しぶしぶ再開・・・。そして、何とかかんとか完成!
そして、ついに「夕涼み会」OPEN!
HIMAWARIの子どもたち、みんなとてもイキイキした表情でお客さんに自分の店の売りを説明したり、呼び込みをしたり、頑張っていました。
来てくれたお客さん、みんな楽しそう。
そして、挫折しそうになったお化け屋敷に、お客さんが「もう一回、もう一回!」と言ってくれるたびに、「頑張ってよかった!」という気持ちがHIMAWARIの子どもたちの心を満たしたに違いありません。
反省会・・・
「すごくたくさんの人が来てくれて、とてもうれしかった。」という言葉の隙間から、こんな声があがりました。「でも、さみしい。」「お化け屋敷は壊さないで!!」
そう、自分たちが一生懸命作った作品たちがお客さんに喜んでもらえてうれしい反面、モノに対する愛着が生まれ、自分のもとから離れていくことに、「さみしさ」を感じているのでした。
お化け屋敷も、HIMAWARIの子どもたちにとって、自分たちの努力の結晶であり、宝物になったのです。
私も、胸があつくなりました。
しかし、残念ながら子どもたちのもとには、頑張った思い出だけしか残りません。
でも、それでよいのです。
モノを大切にする気持ち、誰かにとってはゴミ同然、だけど誰かにとって宝物。この感触を子どもたちは、心の中で痛いほど感じています。
そして、次のステップは、今日以上にいいものを作るために、この2日間の経験を次に活かすことです。
いえいえ、モノづくりやお化け屋敷はスモールステップの一つです。
ものづくりを通して、彼らは人生の基礎を一つずつ着実に積み上げていっています!
これからも、HIMAWARI Kidsたちの成長を、どうぞ暖かく見守ってください!
次も、Kids Home HIMAWARIのイベントでお会いしましょう!
もちろん!一緒に成長していくHIMAWARI Kidsも 大募集中です!
ご参加していただいた方々、子どもたちにこの熱い気持ちを、ありがとうございました!!
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